2025.03.31

by 院長

肛門痛について        ーーーその1ーーー

今回は「肛門痛」 についてお話をしていきます。

【肛門痛】とは

肛門痛は、肛門周辺の痛みや不快感を指します。その原因や症状に応じた適切な対処が必要です。

痛みが持続する場合は生活の質が損なわれたりしますので専門医を受診されることをお勧めします。

【肛門痛】の原因

肛門痛の原因には、主に次のようなものがあります。

今までのお話した内容もありますので各症状の詳細な内容についてはリンクからご確認ください。

  • 痔核(いぼ痔)

 いぼ痔の初期には痛みはありませんが、大きくなって皮膚の成分を巻き込んだり、脱出してしまうと痛みが出てきます。

内痔核.png

詳細な内容はhttps://www.matsushima-hp.or.jp/oshiriai/2025/01/21-1.html をご確認ください。

  • 裂肛(切れ痔)

 切れ痔はいわゆる肛門の「ケガ」です。排便時、排便後の痛みと少量の出血があります。

痛みは軽度のものから便をするのが嫌になるほど強いものまでさまざまです。

慢性化すると肛門が狭くなり、手術が必要になります。

裂肛1.png

裂肛2.jpg

詳細な内容は https://www.matsushima-hp.or.jp/oshiriai/2025/02/post-11.html をご確認ください。

  • 肛門周囲膿瘍

 細菌感染によって肛門の近くの皮膚の下に膿がたまった状態です。

膿瘍.jpg

詳細な内容は https://www.matsushima-hp.or.jp/oshiriai/2025/03/---.htmlh をご確認ください。

  • 肛門周囲炎

 排便後の拭きすぎや温水洗浄機の使い過ぎなどが原因で肛門の周りがただれてしまう状態です。

  • 肛門がん

 肛門部にもがんが発生する場合があります。

  • 無症候性肛門痛

 こちらの内容については次回解説します。

【対処法】

肛門痛の対処法には、原因や症状に応じて様々な方法があります。

  • 生活習慣の改善: 規則正しい生活・排便やバランスの取れた食事、適度な運動が再発の予防に効果的です。

  • 痛みの原因によって治療方法は異なります。我慢をすることなく専門医への受診をお勧めします。適切な対処を行うことで症状の改善が期待できます。

今回のお話は以上となります。

次回は無症候性肛門痛について お話をしていきます。

院長 宮島 伸宜