2025.01.14
第2回 痔核(いぼ痔)について その2 痔核(いぼ痔)の症状
前回の引継ぎ痔核(いぼ痔)のお話です。
今回は症状についてお話をします。
【痔核(いぼ痔)の症状】
血管のうっ血がありますので、排便時に出血があることが多く見受けられます。出血はトイレットペーパーにつく程度から、便器が赤くなるもの、下着が出血で真っ赤に汚れるものまでさまざまです。悪化すると貧血が進行する場合もあります。
痔核(いぼ痔)が大きくなってくると排便時に肛門から痔核(いぼ痔)が脱出します。排便が終わると自然に引っ込む程度のものから、
進行すると指で押し込まないと入らないものまでさまざまです。
また、嵌頓(かんとん)といって痔核(いぼ痔)が脱出して戻らなくなってしまうこともあります。
出っぱなしになると激しい痛みを伴います。緊急手術が必要になる場合もありますので油断大敵です。
(内痔核)
(外痔核)
※出典:おしりだって風邪を引く 松村 奈緒美(著)より
今回は以上です。
次回は痔核(いぼ痔)の原因についてお話をしていきます。
院長 宮島 伸宜