2025.01.10

by 院長

第2回 痔核(いぼ痔)について                              その1 痔核(いぼ痔)とは?

【痔核(いぼ痔)とは?】

1.肛門の仕組み

肛門から約2cm奥に皮膚と腸(直腸)の境目があります。その境目を歯状線(しじょうせん)と呼びます。腸の粘膜の部分の奥には正常でも網目状に発達した細かい血管の集まり(静脈叢)があり、肛門をぴったりと閉めるための柔らかなクッションの働きをしています。

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2.痔核(いぼ痔)の成因

便秘、強いいきみなどが原因で肛門に負担がかかることで血管の固まりがうっ血して腫れることで痔核(いぼ痔)ができます。

痔核(いぼ痔)には2種類あります。歯状線より奥の腸の粘膜側から発生する痔核(いぼ痔)を「内痔核」、歯状線より下の皮膚の成分にできる痔核(いぼ痔)を「外痔核」と呼びます。特に肛門の皮膚の外側にでき、中に血液が固まった血豆ができるものを「血栓性外痔核」といいます。

今回は以上となります。

次回は痔核(いぼ痔)の症状についてお話をしていきます。

本年も皆様のお役に立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。

院長 宮島 伸宣