07.便の硬さを決めるもうひとつのもの 「油」

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食物繊維について熱く語りすぎましたので、少しクールダウンいたしましょう。tapioka_woman.png
便の固さを決めるものとして、「水」「食物繊維」と、もうひとつ大切なものがあります。
それは「油」 リノール酸、リノレン酸、オレイン酸といった不飽和脂肪酸には「滑腸作用」とも呼ばれる働きがあり、便自体のすべりを良くして排便しやすくしたり、吸収しにくいのでゆるやかに腸を刺激して蠕動運動を促したりするというのです。
そして、このような脂肪酸は動物性油脂(肉などに含まれる脂)よりも、圧倒的に植物性油脂に多い。オリーブオイルあ、ごま油、グレープシードオイル、
紅花油など、調べるといろんなオイルに整腸・便秘改善作用があるようです。 なかでも有名なのは「オリーブオイル」 テレビや雑誌でも最近良くその便秘改善作用について取り上げられていますね。
スプーン一杯飲むとか、おちょこ一杯飲むとかという方法もあるらしいですが、日本人にはなかなか馴染みが浅いかな。
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おすすめは「スリゴマ」。
ゴマ自体にもリノール酸が豊富である上、スリゴマにするとゴマの外側、カラのような部分もしっかり摂取できる。
ここがまさに「食物繊維」なんですね。一石二鳥、日本人には絶対おすすめ。 ただし。植物性油脂の欠点は「酸化しやすい」ことです。
酸化した油はむしろ危険がいっぱいなので、スリゴマでもできるだけ「すりたて」が宜しいようです。
オイルはできるだけ上質で、フレッシュなものを選んで下さいね。