疾患の概略

直腸（大腸の一番末端で肛門の口側に位置する部分）の口側部分が肛門側部分に入り込む現象です。不顕性直腸脱とも言います。

症状と特徴

便が出そうで出なかったり、排便が続かず少し出たらおしまいになり、排便回数が多くなります。

治療方法

症状が強くなったり頻回になれば手術の適応です。手術は直腸を吊り上げて固定する直腸固定術が有効で、近年は腹腔鏡による手術が為されています。

予防

排便時に長時間力んだり、強く力まないことです。