おしりの病気
肛門括約筋不全(こうもんかつやくきんふぜん)
疾患の概略
肛門の内および外肛門括約筋の機能低下を主体とする疾患です。
症状と特徴
内肛門括約筋機能低下では気付かないうちの便漏れが症状で、原因としては出産による外傷性から神経疾患、甲状腺疾患、薬物性などがあげられます。
外肛門括約筋機能低下は我慢ができないのが症状で、外傷性から筋力低下などが原因となります。
治療方法
外傷性で断裂を認めるときは手術が有効な時もあります。内肛門括約筋は自分の意志で動かすことができないので治療方法はありません。外肛門括約筋は自分で動かせますので、一般の筋肉トレーニング同様肛門を締める練習をすることで機能を取り戻すことができます。
予防
スポーツを適度に行うこと、および日頃より尿道を締める練習をすることが有効です。