今年は例年とは違う夏を過ごされている方も多いのではないでしょうか。いつも出来ていたことが出来なくなったり、思うように動けない日々が続くと、辛い気持ちになったり、ストレスを感じることがあります。それらを少しでも和らげるために心がけて欲しいことは・・・
適度な運動 ⇒ 運動には不安感を取り除く効果があると言われています。ウォーキングや水泳など、30分程度気持ちよく続けられる有酸素運動が効果的です。ただ、今の時期は気温が高く屋外での運動は身体への負担が大きいので、室内でできる運動(ストレッチ・筋トレ・体操など)を取り入れるといいですね。
休養・睡眠 ⇒ 特に脳は複雑な活動を行う器官なので、定期的にしっかり休ませることが大切。例えば仕事の休憩時間なら、仕事をしている場所から離れて休憩したり、家事・育児中であれば30分でもリフレッシュできる時間を作るなど、ONとOFFの区切りをつけるよう心がけましょう。
腸内環境を整える ⇒ 腸と脳は互いに影響しあっています。腸の状態は精神状態に大きく関わるため、腸内環境を整えることはとても重要なのです。
腸内環境については「7月の行事食 七夕」でもご紹介しています。
また、神経伝達物質のひとつである「セロトニン」の分泌が減少すると、"イライラ感" "不安感" "向上心の低下" "不眠" といった症状が見られることがあります。このセロトニンの材料となるのがトリプトファンというアミノ酸で、大豆製品・ナッツ類・バナナ・かつお・まぐろ・乳製品などに多く含まれています。普段あまり食べていないという方は、ぜひ取り入れてみてください。
8月10日は「山の日」でしたね。2016年から始まった祝日ですが、ようやく定着してきたように感じます。(通常は8月11日ですが、2020年と2021年は東京五輪の影響で変更されたそうです)
当院の「山の日」行事食をご紹介します。
【 山の日 】
冷し中華・豆腐サラダ・フルーツ(メロン)
エネルギー 602kcal 食物繊維 5.8g 塩分 2.7g
冷し中華にはもやし、きゅうり、きくらげをたっぷり添えて食物繊維量をUPしています。サラダうどんなど他の冷たい麺料理にもピッタリなので、ぜひお試しください!
・・・とはいえ、こうも暑いと調理をするのもおっくうになってしまいますよね。そんな時は、市販の調理品や手軽に使える食品を大いに活用しましょう!
★めかぶ・もずく ⇒味付きであればそれだけで立派な一品に。余裕があったらきゅうりやオクラを入れると◎
★冷凍野菜 ⇒枝豆・ブロッコリー・コーン・オクラ・いんげんなど。下処理済みの商品がほとんどなので、そのま調理したり解凍するだけで食べられます。
★乾燥野菜 ⇒切干大根・乾燥わかめ・ひじきなど。即席麺や即席スープに水で戻した乾燥わかめを入れるだけで食物繊維量がUPします。
★缶詰・水煮 ★カット野菜 ⇒カットされた野菜サラダに大豆水煮やコーンをトッピング。ドレッシングをかけてどうぞ。
お惣菜・お弁当・おにぎりなど市販の調理品が食事のメインになることに、後ろめたさを感じる必要はないと思います。少しでも野菜を多く含む商品をえらんだり、上記のように手軽に調理できる一品をプラスするだけで食物繊維をアップすることができるからです。
今日一日しっかり食べられなかったら、明日あさっての食事に気をつけ、数日単位でバランスを取れるよう心がけましょう。
これからの行事食
9月21日 敬老の日
9月22日 秋分の日
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