今月に入り一段と蒸し暑い日が続いていますね。いかがお過ごしですか?
日中は暑くても朝方は肌寒かったりと気温差がありますので、夏風邪には注意して下さいね。
この時期、特に忘れてはいけないのが水分補給です。
暑いとどうしても一度にたくさんの量を摂取しがちですが、そのような飲み方では体内に吸収しきれず尿として排泄される量が多くなってしまいます。目安量は一度に100から150cc位です。
飲み物の種類も大切です。カフェインを含む飲み物は、利尿作用があるので水分補給には適しません。また、糖分の入った飲み物を摂り過ぎると、ますます喉の渇きを感じたり疲れやすくなることがあります。スポーツ飲料は運動や入浴など、汗をかいた時に飲む程度にしましょう。
カフェインを含まない(少ない)飲み物を1.5L/日は摂るよう心がけましょう。
⇒水・麦茶・ほうじ茶・黒豆茶・そば茶・タンポポ茶(コーヒー)・ルイボスティー・ローズヒップティーなど
また、食物繊維は、水分をしっかり摂ることで腸のぜん動運動を活発にしてくれますので、食物繊維+水分を常にセットで摂るよう意識しましょう。
さて、7月7日は七夕でした。
みなさんはどのような願い事をされましたか?
七夕の起源には諸説あり、複数の神事や伝説、風習などが合わさって現在の七夕が生まれたとされています。その後江戸時代になると、七夕は庶民の間にも広まり願い事を短冊に書いて笹竹に吊るすようになったようです。
七夕の行事食は意外と知られていませんが、「そうめん」です。
暑さで食欲も低下しがちな時期、つるつると食べられるのでとても理にかなっていますね。
つい そうめんだけで済ませてしまいがちですが・・・
ゆで豚やチャーシュー・ツナ・えび・ゆで卵などたんぱく質の食材、トマト・きゅうり・オクラなどの夏野菜にたっぷりの薬味を添えればバランスのとれた食事になります。
当院では、7月7日 昼食に「七夕メニュー」をご用意いたしました。
【 七夕 】
A食:七夕そうめん・天ぷら盛合せ
エネルギー650kcal 食物繊維8.6g 塩分2.4g
B食:ゆかりご飯・鶏肉の香味焼・七夕そうめん汁
エネルギー678kcal 食物繊維7.4g 塩分2.8g
共通メニュー:南瓜サラダ・白玉ポンチ
旬の野菜は、「おいしい・値段も手頃」で、その時期を健康的に過ごすための栄養素も多く含んでいます。
例えば、
*きゅうり*
9割以上が水分なので夏場の水分補給にぴったり!身体を冷やす作用もあります。
*なす*
身体を冷やす作用があります。なすの紫色は抗酸化作用があり、血栓予防・眼精疲労にも効果があると言われています。
*枝豆*
ビタミンB1・ビタミンB2が多く、疲労回復効果があります。また、メチオニンと言うアミノ酸が肝臓の保護に役立ちます。
*オクラ*
ネバネバ成分には、整腸作用のあるペクチンなどの水溶性食物繊維や、粘膜を保護する働きのあるムチンが含まれています。
*しそ*
防腐・殺菌効果があります。しその良い香りには食欲増進効果もあります。
*とうもろこし*
食物繊維とマグネシウムが豊富で、腸のぜん動運動を促し排便コントロールに役立ちます。
『旬の野菜を取り入れた食事』+『水分』+『休養』+『適度な運動』を心掛け、暑い夏を乗り切りましょう!
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これからの行事食
7月30日 土用の丑
8月11日 山の日
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